コインパーキング経営の
利回りはどれくらい?
ここでは、コインパーキング経営を個人で行う場合の利回りについて調べてみました。ゼロからコインパーキング経営を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
コインパーキング経営の
利回りに関するネット上の噂
コインパーキングの利回りは15〜30%?
利回りというのは土地購入費や初期費用などを投資した場合の計算方法。なので、個人で経営する場合のみの話となります。
インターネット上の噂によると、コインパーキング経営の利回りは15〜30%。月極駐車場の場合は5〜15%といわれているので、月極よりもコインパーキングのほうが儲かる計算になります。エリアによって稼働率や駐車料金が異なるため、あくまで目安として考えましょう。(2021年8月調査時点)
ちなみに、利回りというのは土地購入費や初期費用などを投資した場合の計算方法なので、個人で経営する場合のみの話となります。コインパーキング経営は一括借上げ方式が一般的で、土地を持っていれば初期費用0円で始めることが可能です。
利回りには表面利回りと実質利回りがある
利回りには2種類あり、より正確に計算したい場合は実質利回りを確認するのがおすすめです。計算方法を以下に記載します。
表面利回り=年間賃料÷(土地の価格+初期費用)×100(%)
実質利回り=(年間賃料-管理費)÷(土地の価格+初期費用)×100(%)
実質利回りでは、管理費を含めて計算していることがポイント。個人経営の場合、設備の修繕費や清掃にかかる費用など、何かとランニングコストがかかります。投資判断の際は管理費を予測したうえで、実質利回りで計算するようにしましょう。
本当のところどうなの?
コインパーキング経営の
利回りについて専門家に
聞いてみた!
疑問に
答えてくれたのは…
取材協力イチネンパーキング
東証プライム上場のイチネンホールディングスのグループ会社で、初期費用0円・一括借上げ方式で安定収入が目指せるうえ、管理業務すべて負担と、オーナー目線の運営を心掛け、成功オーナーを数々輩出しているイチネンパーキング。西日本営業一部部長の橋本乃一さんにコインパーキング経営を始めるうえでの不安や疑問をぶつけてみました。
「月極よりもコインパーキングのほうが利回りが良い」というネット記事をよく見るのですが、
それはなぜでしょうか?
イチネンパーキング
橋本さん
コインパーキングの場合、月極駐車場の相場よりも高く借り上げることが一般的です。例えば、10台収容できる月極駐車場の場合、賃料が1台20,000円であれば、売上は最大で月間200,000円になります。しかし、常時満車になることは少なく、平均的な稼働率は80%程度と思われます。稼働率が80%程度であれば、年間の収入は、200,000×80%×12ヶ月=1,920,000円となります。
コインパーキングは基本的に一括借上げ方式で管理を駐車運営会社に委託する形となり、稼働率に関係なく一定の賃料をお支払いいたします。多くの場合、月極駐車場相場よりも高く借り上げますので1台24,000円で借り上げた場合、240,000円×12ヶ月=2,880,000円となり、月極駐車場の賃料収入の1.5倍となります。
月極駐車場の場合も、管理を委託することは可能でしょうか?
イチネンパーキング
橋本さん
可能です。ただ、月極駐車場の場合、管理を委託する不動産会社への委託手数料が必要で、実質的な収入は減ることになります。
コインパーキング経営ですとロケーションによっては、月極賃料相場の2倍以上で借り上げることもありますので更に収入がアップします。
例えば、車両5台分のスペースでコインパーキング経営を始める場合、どのくらいの利回りになるでしょうか?
イチネンパーキング
橋本さん
相続などによりすでに土地を所有し、取得費用がかからなかった場合は、アスファルト舗装費用・外構工事費用で200万円程度の初期投資費用が必要です。
1台あたりの賃料が4万円とすると、1年間の収入は4万円(賃料)×5台×12ヶ月=240万円となります。
実質利回りは、240万円(年収)÷200万円(初期投資)=120%となります。
【関連記事】コインパーキング経営の収入例を見る
土地によっては家屋の解体が必要なケースもあると思います。
その場合は大体どれくらいの実質利回りになるのでしょうか?
イチネンパーキング
橋本さん
解体費用を300万円としますと、アスファルト舗装費用・外構工事費用とあわせて500万円程度の初期投資が必要です。実質利回りは、240万円÷500万円=48%となります。
では、「土地なしのオーナー」が土地を購入してからコインパーキング経営を始める場合、
実質利回りはどれくらいでしょうか?
イチネンパーキング
橋本さん
車室1台の寸法は7坪程度、5台分であれば35坪程度が必要になります。1坪100万円であれば3,500万円の投資。
賃料収入が1台4万円であれば、1年間の賃料収入は、4万円×5台×12ヶ月=240万円となります。
利回りは240万円(年間賃料)÷3500万円(初期投資)=6.86%となります。
もちろん、ロケーションや競合会社の状況、駐車料金相場などにより、賃料収入は上下します。
土地の形状によっては、20坪程度で5台収容できるような土地もあるでしょう。このような場合であれば、初期投資費用が安くなり利回りも高くなります。
同じく3,500万円を土地代に費やして、駐車場経営を5台分のスペースで始めた場合、
どれくらいの実質利回りになりますか?
イチネンパーキング
橋本さん
月極賃料が1台20,000円としますと、年間賃料収入は100,000円×12ヶ月=1,200,000円となります。
実質利回りは、賃料120万円÷土地代3500万円=3.42%となります。先ほどお話しした、同条件のコインパーキング経営の利回りがが6.86%なので、その差は歴然です。
ただし、上記収入は常時満車としての計算でありますので空室があれば利回りは低下しますし、管理を不動産会社に委託すれば手数料がかかりますので利回りは更に低下いたします。
表面利回りに含まれていない費用はどのようなものがあるのでしょうか。保守代や電気代などでしょうか。
イチネンパーキング
橋本さん
コインパーキングであれば土地の固定資産税、都市計画税のみとなります。保守代や電気代は弊社が負担いたします。
月極駐車場であれば管理を不動産会社に委託した場合の手数料が必要となります。
コインパーキング経営のコツ
こうすれば会社選びで
失敗しない
橋本さんにお話を聞いたところ、月極駐車場よりもコインパーキングのほうが利益を出しやすいというのは本当のようです。ただし、利回りという言い方は一般的にあまり使用せず、土地の購入から始めたい場合に限った話になるのだそう。
コインパーキング経営はすでに持っている土地を活用するケースが多く、一括借上げ方式で行うのが一般的。個人経営の場合も土地を持っている方が多いため、利回りで計算することは稀なようです。
すでに土地を持っている方もこれから購入される方も、その土地ならどれくらいの収益になりそうか、綿密に調査してくれる会社を選ぶことをおすすめします。
成功オーナーの声
イチネンパーキングの協力を得て、安定収益を上げている現役オーナーの方に「コインパーキング経営の成功のコツ」を聞きました。
60代男性のCさんは、7台分の駐車スペースを持ち、月額の賃料は22万円程度。収益は主に貯蓄に回しているそうです。
Cさん
60代男性
経営歴20年
コインパーキング経営を成功させるのに一番大切なのは、入念な会社選びです。コインパーキング経営といっても様々な委託会社がありますが、 私の場合は、次の3つのポイントで決めました。
・営業マンの対応に好感を持てるか
・周辺地域に強い会社かどうか
・目標意識が高く、末永く付き合えるか
結果的にイチネンパーキングさんに決め、今では毎月で約22万円の賃料を受け取っています。
管理業務も徹底されていて、これまで近隣住民からのクレームもありませんし、トラブル対応も早く心強いです。 衛生意識が高く、駐車場付近の清掃なども定期的に行ってくれます。
イチネンパーキングは
こんな会社
引用元:イチネンパーキングHP
https://www.ichinenpark.co.jp/
「契約して終わり」ではない。
丁寧なサポートと積極的な営業活動で安定収益を目指せる
イチネンパーキングでは、コインパーキング経営のイニシャルコストからランニングコストまでの費用を負担してくれます。基本的に土地さえあれば、すぐにコインパーキング経営を始めることが可能で、クレーム対応や集金、経理などの面倒な管理業務もすべてお任せOK。一括借上げ方式のため、毎月安定した収入を得ることが可能です。
イチネンパーキングの最大の強みは、契約からその後のサポートまで一貫体制で同じ営業担当者が行ってくれる点にあります。周辺店舗と提携を行うため(=収益の増加)の営業活動や、定期的な設備点検・清掃によるサービス向上がモットー。インタビューにもあったように、事前の周辺調査に力を入れているため、経営を行う前に賃料がわかることもポイントです。2021年7月現在、全国1,500カ所の駐車場を運営しており、実績の面でも安心して任せられる会社といえるでしょう。
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