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コインパーキング経営のメリットとして、「すぐに始められること」がまず挙げられます。ただ、この「すぐに」とはいったいどれぐらいの期間を指すのでしょう。ここではコインパーキング経営の開始までの流れと工事期間について解説します。
コインパーキングの工事そのものにかかる期間は約1週間。アパートやマンションの経営と比べると、驚くほどの工期の短さです。しかし、その工事期間も、広さや駐車台数などコインパーキングの規模、そしてスタイルによっても違いが見られます。また、野外に設置されるので天候にも左右されるなど、工期は変動するものだと把握しておきましょう。
ただ、こうした工期の変動がもしあったとしても、およそ1週間程度でコインパーキングが完成するのですから経営にとっては大きなメリットと言えます。
大まかなコインパーキング工事の内容を紹介します。
コインパーキング工事は、まず整地から始まります。整地とは土地を平らにならすこと。どんな土地でも水平とは限りません。目で見てもわからないような若干の勾配がついていたり、凸凹していたりします。整地は、コインパーキング工事だけでなく、住居やビルを建てる場合でも必ず行われます。言わば、料理の下味の段階。もしも石や木の根があるようならば取り除き、その後の舗装をしやすくします。
土地の整地と舗装などの外構工事が終了したら、次はコインパーキングに必要な機械を設置していきます。
機械では、精算機はもちろんのこと、ロック板の一種であるフラップ板も必要不可欠。これがないと駐車後に乗り逃げされる可能性があるためです。また、駐車場に設置された監視カメラを使った通信機器なども設置すると何かと役立ちます。
コインパーキング工事に着手するまでの流れは、コインパーキング会社や不動産会社など、それぞれ多少異なっています。
ただ、おおよその流れは基本的に共通していて、まずは相談することから始まります。
次に、それらの会社が現地調査に入り、土地周辺のロケーションや施設の状況が確認。
その後、どのようなコインパーキング経営を行うべきかのプランについての話し合いがあり、まとまった場合には契約に至ります。
このとき、現地調査や工事前に近隣住民にもきちんとした挨拶ができているかどうか、説明や対応が丁寧かどうかで管理会社の良し悪しを見極めることができます。