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チケットを使わずに出庫できるコインパーキング、ナンバープレート認識システムとはどのようなものでしょうか?システムの仕組みを解説します。
最近ではAI(人工知能)を活用した技術が進んでいます。ナンバープレート認証システムは、AIによる画像分析からナンバープレートを読み取り、車輌を特定することでチケット不要で入出庫できるシステムです。特にコインパーキングでの出庫時には、事前精算しておけば、自動的にゲートが開くようになっています。ナンバープレートを自動検知して記録するので、入場や退場でチケットを取ったり、支払いをしたりする時間が短縮でき、ゲート前での混雑を緩和することができます。また顧客情報を記録できるため、未払いや悪質なドライバーなどへの対応にも役立ちます。
入口ゲートでナンバープレートを認証し、一般車は駐車券を取り入庫。登録された車両(定期車)であれば自動でゲートが開きます。駐車後、一般車は事前精算機で精算を済ませると、登録車同様ナンバープレートを認識して出口ゲートが自動で開きます。
いざ精算という時に、車を止めた場所の番号を忘れてしまって車まで確認に行ったり、駐車券を車内に置いてきてしまって困ったことがあるのではないでしょうか。ナンバープレート認証のコインパーキングなら、車のナンバーさえわかれば事前精算できるため、駐車した場所の番号を覚えておく必要も、駐車券も必要ありません。ゲートがないパーキングにもできるため、出入口を広くとることができ、運転が苦手なドライバーでも利用しやすいこともメリットです。
従来のゲート式のパーキングは、入庫する際には機械に近づいて駐車券を取り、出庫の際にはゲートで止まって精算するという方法でした。しかし、ナンバープレート認証は入庫の際にナンバーを読み取って記録してくれるため、事前精算で出庫の際はそのままゲートが自動で開きます。車の中からお金を投入するために機械に近づけて止める必要もなく、スムーズな入出庫が可能になります。
ナンバープレート認証を導入すると、カメラなどの設備は必要となりますが、ゲート機やロック板といった従来の設備が不要になり、設置コストを削減できます。
ナンバープレート認証のコインパーキングは、従来のゲートやロック板を使ったパーキングより、利用者にもオーナーにもメリットのあるシステムです。ただ、メリットがある反面、ロック式のように物理的に出庫を防ぐ設備がないので、無料駐車をされる可能性もあります。こまめに巡回をするなど、不正駐車を防ぐことが大切です。
以下の記事では、管理会社に一任できるコインパーキング経営について詳しく紹介しています。