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コインパーキング経営は狭小地でもできる?

目次

活用方法に困っている狭小地を持っているのならば、コインパーキング経営をするという方法もあります。しかし、本当に狭小地でもコインパーキングにすることができるのでしょうか。ここでは、狭小地でのコインパーキング経営について、そのメリットや対策を紹介しています。

狭小地の定義

「狭小地」とは、その名称の通り「狭く小さな土地」のことで、一般的には住宅を建築することもできないほどの物件です。

狭小地の定義は首都圏や地方ごとに基準が異なりますが、概ね面積が15~20坪以下の土地を指すことが多いようです。狭小地は有効な利用方法が見つからず、土地相場も一般より安くなる傾向にあります。

と同時に、狭小地の場合は、ただ狭いだけではなく、形状がいびつであったり、三角形や台形をしていたりする「変形地」であるケースも多々見られます。

コインパーキング経営は狭小地の活用としてもおすすめ

メリット①収入源になる可能性がある

固定資産税があるために所有地の活用方法には頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。それが狭小地である場合はなおさらです。しかし、たとえ狭小地であったとしても、コインパーキング経営で固定資産税額以上の収益を生み出すことも可能です。狭小地の使い道に困ったときはコインパーキング経営も念頭に入れてみてください。

メリット②コストが押さえられる

狭小地の場合には整備する範囲が限られているため、初期費用が少なくて済みます。しかも、コインパーキング経営では、ランニングコストも電気代や保険料が主であることからさらに安く抑えられるのが魅力。
仮に、これが貸家などを建てた場合には、初期費用がかなり高くなる上に、その後はリフォーム費用やメンテナンス費用もかさんでしまいます。

狭小地でコインパーキング経営を始める注意点

需要のある土地かどうか

コインパーキングは場所がとても重要です。その場所にコインパーキングの需要があるかどうかで収益は大きく左右されます。
もしも、マーケティングもしないで需要が見込めない場所にコインパーキングを設置してしまったとしたら……。初期投資の回収さえできず、赤字のまま閉じてしまうことになりかねません。

コインパーキング経営を始めるのであれば、まず、近隣にどんな駐車場があるのか、料金はいくらで、何台ぐらいの車が停まっているのかなどリサーチを。その上で、コインパーキング会社に委託をするか、自分で経営したいのであれば土地活用を行っている不動産会社に相談するなどしてみましょう。

不便なく車は停められるか

狭小地の場合は停められる車の台数が限られてしまいます。しかし、だからと言って、コインパーキングいっぱいに駐車場スペースを設けるのは失敗のもと。駐車できる台数を増やすと、その分、車を停めにくくなってしまいます。そうすると、利用者には使いにくいコインパーキングというイメージが植えつけられ、次第に人が離れていってしまいます。

狭小地にコインパーキングを設置する際は、車が停めやすいかどうかも大切なポイント。車種ごとに違いが見られますが、一般的には2.5mの車幅は駐車の際には必要です。コインパーキングの出入り口もそれに合せた広さにしましょう。

狭小地のコインパーキングで稼働率が上がらない場合の対策

狭小地でコインパーキング経営を始めてみたものの、特に最初のうちは稼働率がなかなか上がらないこともあるものです。そこで、ここでは稼働率が上がらない場合の対策を紹介します。

屋根をつけるといった差別化をしてみる

土地の狭さを逆手に取り、屋根を設置するなど、ほかとの差別化は稼働率アップに役立ちます。広い駐車場などは屋根のないところが大半。そんな中、雨を気にせずに愛車を駐車できるスペースは、車好きの人にとっては充分な利用価値があります。大がかりではなくても、ほかにはない設備をプラスしてみましょう。

軽自動車専門にしてみる

時には狭小地であることが収益のネックになる場合もあります。駐車スペースをもう1~2台増やせたら収益アップにつなげられるような場合は、コインパーキングを軽自動車専門にするという手もあります。普通車より車幅が狭いため、台数をより多く停められるようになるでしょう。駐車料金が下がると稼働率は悪くはなりますが、台数が増えた分、リスクを抑えられるようになります。

狭小地のコインパーキング事例

建物同士が隣接するわずかなスペースを有効活用

建物同士が隣接し、複雑な形の土地を有効活用した土地です。事例では、2台分の駐車スペースを確保しました。人の往来が多く、昔の商店街が立ち並ぶ場所や駅前、繁華街など近場に駐車スペースがあると助かる場所に狭小スペースがあるのであれば、駐車スペースに活用できます。

狭小地のコインパーキング事例1
画像引用元:イチネンパーキングHP(https://www.ichinenpark.co.jp/lp/)

わずかな狭小地も縦列駐車場に有効活用

道路拡張に伴い、土地面積が少なくなってしまったわずかなスペースに縦列型の駐車スペースを3台確保した事例です。こちらの場合は、駅近の立地のためお客様のニーズがあり、収益化が見込めるため、本来であれば嫌煙されがちな縦列駐車スペースでも活用されているパターンです。

狭小地のコインパーキング事例2
画像引用元:YOKOI公式HP(https://www.yokoi-kk.co.jp/solution/coinparking/entry-22.html)

通勤利用客が見込めるエリアに詰込み型の駐車スペースを確保

こちらの狭小駐車スペースは、立地が良く通勤利用客が見込まれる土地です。狭小で詰込み駐車ですが、平日に満車になるほど活用されています。ただし、狭小のため小型自動車や軽自動車のみの利用を条件付きにしています。

狭小地のコインパーキング事例3
画像引用元:YOKOI公式HP(https://www.yokoi-kk.co.jp/solution/coinparking/entry-22.html)

まとめ

狭小地の場合、土地活用は限定されてしまいます。例えば、狭い土地にアパートを建てても、面積が少ないため、利回りの高さは見込めないでしょう。しかし、駐車場なら駅近や商店街など需要が見込めるのであれば、狭小住宅でも活用できる可能性があります。もし、狭小地の活用に迷っているのであれば、コインパーキング経営がおすすめ。狭小地を所有している場合は、一度専門家に相談してみて、コインパーキングなどに活用できる土地かどうか確認してみると良いでしょう。

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