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コインパーキング経営で主流のロック装置やロックレスのポイント

目次

コインパーキングのロック装置の仕組み

コインパーキングにはいくつか管理方式があります。小~中規模のコインパーキングでよく見られるのがロック装置方式です。自動車を駐車すると装置が上がり、車の動きを封じます。駐車料金を支払うと、自動車を止めていた装置が下がって出庫できるようになる仕組みです。

コインパーキングのロック装置のデメリット

運転手の技術力や車室や駐車場のスペース次第で駐車が困難

免許を取ったばかり、運転の技術力が不足していると、駐車がむずかしく感じる方もいます。車室のロック装置の凸凹を乗り越えるのに不安を感じる方もいるでしょう。自動車が大きく、車室スペースが狭く感じられる方もいます。コインパーキング内の車路についても、狭小地ならスペースが限られるものです。特に一番奥だと何度も切り返しをするケースもあります。

他にもベビーカーや車いすを利用する方だと、ロック装置が邪魔になることも多いです。バランスを崩し、転倒する場合もあります。

自動車のボディを傷つけるリスクがある

ロック装置で車を傷つけるリスクは否定できません。初心者や久しぶりに運転する方にとって、ロック装置に乗り上げるのが過剰な不安を誘発させます。乗り越えようと、アクセルを踏み過ぎて事故につながることがあるのです。

精算後、出庫しないまま電話をするのもよくありません。一定時間内に出庫しないとロック装置が上昇するからです。料金精算後に安心してしまい、上昇するのを忘れて無理やり出ようとして車体に傷をつける結果になります。

オーナーにとって不正駐車は頭痛の種

オーナーにとって不正駐車は頭痛の種です。ロック装置方式は不正利用がしやすいからです。駐車すると装置が上昇する仕組みですから、ロック装置に当たらないように駐車すれば上昇がありません。出庫時、ロック装置を壊して逃走する方もいます。

機器トラブルがあるとオーナーの責任問題にもなりかねない

ロック装置が故障すれば、オーナーが対応しなければなりません。個人経営だと24時間稼働しているなら、深夜や早朝に呼び出される可能性もあります。停電も問題です。ロック装置や精算機が動作しなくて、利用者が精算できなくなります。トラブルの内容次第では、オーナーの責任にもなりかねません。

コインパーキングのロック装置が原因で起こりうるトラブル

コインパーキングのロック装置は多く採用されているのは間違いありません。ロック装置が普及する以前は、出入り口で精算するゲート式が一般的でした。しかし、出入り口での精算だと自動車の流れがスムーズに行かないケースもああります。たとえば、精算機でお金が不足すると立ち往生になってしまうことも。後ろから車が来ればゲートの前で渋滞になってトラブルや事故になりかねません。ロック装置式にはその問題がないからこそ普及しました。ただ、運転技術の不足で傷がつくリスクもありロック装置方式は手放しでいいことばかりではありません。それでもロック装置方式が選択肢のひとつであることは間違いないでしょう。

ロックレス(フラップレス)パーキングの仕組み

ロックレス(フラップレス)パーキングは、ロック装置方式ではない新しい形です。ロック装置方式以外には、ゲート式をイメージする方も多いかもしれませんが異なります。ロックレス(フラップレス)パーキングは、カメラやセンサーを使用し駐車する自動車を認識して管理する形式です。

利用者は不正もしづらいですし、センサーやカメラによって証拠も残ります。地面にロック板もないため、運転手は技術力に左右されることなく駐車できるのです。精算後、ロック板が上がっているのに気づかず自動車を出そうとして傷つくような事故もありません。今後はロックレス(フラップレス)パーキングが主流になる可能性があります。

ロックレス(フラップレス)パーキングのメリット

初心者でも駐車しやすい

ロックレスの場合、地面にロック板のような装置がないため、初心者や運転が苦手な方でも装置への接触を心配せずに駐車できます。また、精算後にすぐ出庫しない、間違えて他の方の精算をしてしまい、ロック板が上がってることに気づかず出ようとして車を傷つけるといったミスがありません。

停電や故障時にロック板や精算機が正常に機能しなくても、車が出せないという状況に陥らないのです。老若男女、事故の心配が少ないため利用しやすいでしょう。

自動車からの乗り降りで転倒する不安もない

自動車から乗り降りする際、ロック装置に足を引っ掛けて転倒するリスクが減ります。特に高齢者の場合、転倒で骨折という事故につながりかねません。また、ベビーカーや車いすを出す際に、ロック板が邪魔になるということがないのです。安全という面でも、ロックレスにはメリットがあります。

防犯面でのメリットも大きい

ロックレスは、監視カメラでナンバープレートなどを録画して管理します。監視カメラは駐車する自動車以外にも、防犯という点でも活躍するのです。防犯カメラがあれば、盗難防止や悪意を持ったものに傷つけられても特定しやすくなるのです。防犯カメラがあれば、犯罪抑止にもつながります。

防犯カメラを場内にリアルタイムで映し出せるため、見られることへの意識が高まるのです。結果、マナー向上や難癖からのトラブル防止にもなります。また、事故発生時、防犯カメラの映像が証拠にもなるのです。駐車している無人の自動車への当て逃げも犯人を特定しやすくなります。

清潔になりたまり場になるのを予防できる

防犯カメラがあり、見られているという意識が高まった場合、ゴミのポイ捨てや落書き被害を回避できる可能性が高まります。ロック装置が作動する音も、近隣住民にとっては騒音です。ロックレスとなり、騒音が生じなければ平穏に運営できます。

雪が多いエリアでも運用しやすい

ロックレスは雪の影響をあまり受けません。ロック装置方式だとロック板の上に積もった雪の除雪が必要です。除雪作業もコストがかかりますから、削減につながります。

ロックレス(フラップレス)パーキングのデメリット

インターネットによる管理が必要

便利なロックレス(フラップレス)パーキングですが、インターネットを使用した運営が必要なのはデメリット。インターネットに慣れている方でも、コインパーキングとデータ-センターをつなぐための設備の用意や初期設定を個人で行うのは大変な作業です。ロックレスパーキングにする場合、管理会社を利用すれば手配も設置も代わりに行ってくれます。「ITの知識がマスト」というデメリットは、あくまですべてを個人で行なう際の話です。

仕組みを理解していない方が戸惑う可能性

今後、ロックレスパーキングは駐車場の形態の主流になる可能性が高い仕組みです。しかし、2022年現在はまだまだ一般的に普及したとはいえません。そのため、ロックレスやゲート方式しか利用したことがない利用者が戸惑い、間違った使い方をする可能性があります。たとえば、見慣れたロック板もゲージもないため、どのように精算していいかわからない点はデメリットです。

精算する意思があっても方法がわからず、そのまま出庫してしまうリスクも考えられます。ロックレスパーキングには防犯カメラがあるので、即時の対応も可能です。とはいえ、普及して一般化するまでは、管理者の対応が求められます。

対応できる管理会社が少ない

ロックレスは普及されはじめたばかりのため、対応できる管理会社が限られています。運営のための知識と経験が必要で、不正利用の際の対応マニュアルがしっかりとは構築されていないのも難点です。そのため、まだ採用している経営者は多くありません。しかし、メリットが大きいロックレスパーキングが徐々に普及して一般化するのは、時間の問題とも言えます。

ロックレス(フラップレス)パーキングの防犯

ロックレスは防犯カメラによる高いセキュリティが魅力

ロックレスパーキングは防犯カメラ・監視カメラによって駐車自動車を管理する仕組みです。カメラの映像はリアルタイムで映し出せます。防犯・監視カメラがあれば、不正利用をはじめとする悪意ある行動が実行に移される可能性は抑えられるでしょう。駐車場内の当て逃げに関しても、映像記録として残っていれば犯人を特定できます。

ナンバープレートを記録できるため、不正利用はできません。映像を証拠として、後に料金や損害金の請求ができます。停め逃げできない点は経営者にとっては大きなメリットでしょう。

ロックレス(フラップレス)パーキングの疑問

ナンバープレートが隠されたらどうする?

「不正利用のためにナンバープレートを隠す人間が出てくるのでは?」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、実は問題なし。ロックレスパーキングでは、ナンバープレートが読み取れなければ、管理センターに異常信号が送られるからです。現場に駆けつけて料金の請求対応をすれば解決します。

機器が故障したときが不安

ロックレスパーキングでは、機器トラブルが生じた時にも異常信号が届くため、すぐに対応できます。ロックレスパーキングはインターネット回線でウェブとつながっており、即座の状況把握が可能。利用者から問い合わせがあったときも同様です。どんなトラブルなのか、現地へ行くまでに映像を見ておけばある程度把握できます。さまざまなケースにスムーズに対処できるのは安心感が持てるポイントです。