目次
このページでは、コインパーキングの節電方法や経営にかかる電気代の内訳、他にかかる経費の種類を紹介します。コインパーキング経営を成功させるために、経費削減の方法もしっかりとチェックしておきましょう。
サーチライトは水銀灯のことで、コインパーキングにかかる電気代の中で大部分を占めています。コインパーキングの規模にもよりますが、収容台数10台につき300w1灯程度だとされています。さらに、料金看板や案内看板にも設置しなくてはなりません。サーチライトの電気代は1時間あたり6円程度であるため、3台設置して毎日10時間利用した場合は、毎月5,400円ほどかかる計算になります。
精算機やロック板も電気で動いており、もちろん電気代はかかります。ただしサーチライトと比較すると微々たるものなので、それほど電気代を気にする必要はないでしょう。台数が多くなればなるほど精算機もロック板も稼働する時間が増えるため、より電気代は多くなっていきます。
サーチライトは水銀灯を使用していることが多いですが、LEDに変えるだけで節電が可能です。LEDは消費電力が少ないだけでなく、より明るさを追求できる点も特徴です。
また水銀灯は使用しているうちに光力がダウンする傾向があり、十分な光力を維持しようと思うとこまめな交換を行わなくてはなりません。一方で、LEDであれば長寿命なので、長く同じ照明を使い続けることができます。LEDなら電気代だけでなく、取り換え費用の節約にもつながります。
さらにLEDは虫を寄せ付けにくいといわれているため、利用者の利便性を高めることもできます。
調光機能付きの照明に変更するだけでも、電気代の節約につながります。利用者や自動車が出入りするときだけ点灯するという仕組みにすることで、無駄な電気代がかかりません。
ただし周辺が暗くて調光式にしてしまうと暗くなりすぎてしまう…という場合は、照明がないことで夜の利用者が減ってしまう可能性があるため、常時点灯する方法の中からより節約につながる方法を見つけてください。
コインパーキングの中には、ロック板を使用しないタイプもあります。ロック板そのものをなくしてしまえば、ロック板の稼働にかかっていた電気代は節約できるでしょう。もちろんロック板を設置しないことのデメリットも考えなくてはいけませんが、ロック板がないことでコインパーキングそのものがすっきりとして、利用者も駐車しやすくなるというメリットもあります。
さらに工事も簡単なため、スピーディーかつ低価格でコインパーキングが完成します。
コインパーキングを経営するにあたって、何にどれぐらいの費用がかかるのかは把握しておく必要があります。今回は照明を中心とした経費の節約方法を紹介しましたが、実際にはさまざまな費用がかかっています。経費もランニングコストの一部であるため、できるだけ節約しながらスムーズなコインパーキング経営を目指しましょう。
以下ページでは、コインパーキングのランニングコストについて紹介しています。コインパーキングの経営にはどれぐらいの維持費用がかかるのか、詳しく知りたい人はぜひ参考にしてください。