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フランチャイズのコインパーキング経営は儲かるの?

目次

「土地は持っているが、なかなか良い運用方法がない」と思っている方に人気なのが、コインパーキング事業です。遊ばせている土地に毎年税金を納めている方には、すぐに開業できるフランチャイズでのコインパーキング事業は人気がある選択でもあります。しかし、実際に利益は出ているのかが非常に気になる部分だと思います。そこで、今回は、フランチャイズでのコインパーキングについて、詳しく紹介していきましょう。

フランチャイズのコインパーキング経営の将来性は?

まず、気になるのが、コインパーキングの将来性です。最初は調子が良いけれど、投資を回収できないまま、立ち行かなくなってしまえば、大きな損失です。コインパーキングの将来性について解説します。

コインパーキングの数は足りていない?

近年では、若者を中心とした「車離れ」が進行していると言われています。しかし、実際はどうでしょうか。下図は、日本区内の自動車保有台数を表したものです。コインパーキングを主に利用する乗用車の下図は、令和3年で61,917,112台と、令和2年の61,808,586台と比較しても10万台程度増加しています。このように、微増ではありますが、毎年自動車保有台数は増加が続いているのです。増加率は落ち込んでいる部分もありますが、水素エンジンや自動運転など、新しいテクノロジーによって、増加傾向は維持されると考えられます。

わが国の自動車保有動向

引用:一般社団法人自動車検査登録情報協会「わが国の自動車保有動向」令和3年版
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html

次にコインパーキングの設置数を見てみましょう。

コインパーキング設置数

引用:一般社団法人「コイン式自動車駐車場市場に関する実態分析調査2015版」
https://www.mlit.go.jp/common/001173421.pdf

こちらの表からもわかるように、コインパーキングの車室は、118万台分ですから、まだまだ、設置の余地は十分に残っていると言えるでしょう。

カーシェアの利用でさらなる需要見込み

また、既存のコインパーキングの使用用途とは異なる、新しいビジネスモデルの誕生も、コインパーキングの将来を明るくしています。それは、「カーシェアリングサービス」です。通常のレンタカーとは違い、コインパーキングなどに駐車している車を自分で解錠して乗る方式です。下記の表を御覧ください。

カーシェア

2020年では、車両台数が40290台、会員数は2,046,581人となっていて、順調に増加しています。このビジネスモデルが浸透していけば、コインパキングの将来性は、さらに開けてゆくでしょう。

フランチャイズのコインパーキングの平均年収は?

コインパーキングの将来性については、十分に見込めることがわかっていただけたと思います。では、どれくらいの年収が見込めるのかを見ていきましょう。

収益を上げるために押さえておきたいポイント

まず、抑えておきたいのは、収益を上げるためのポイントです。借り上げ料が多くなれば、当然収益も上がりますから、需要がある土地は収益を上げやすいと言えます。

例えば、駅前や繁華街など、人の多く集まる場所であれば、それだけ賃料は高くなるのです。しかし、賃料だけでは収益に限りがあります。高い賃料にプラスをして、視認性を高めて利用率をアップさせる必要があるのです。大きな看板などを設置して、視認性を高めるようにしましょう。このような策を講じることによって、年収は大きく上昇します。

フランチャイズでの初期費用やロイヤリティについて

コインパーキング事業でも、さまざまな形態がありますが、フランチャイズで経営を始めようとするとき、どれくらいの初期費用やロイヤリティなどが発生するのでしょうか。これは非常に重要なことで、いくら土地を所有していても、資金が十分確保できていなければ、コインパーキング経営ができないということになります。また、運営費やランニングコストを知ることによって、経営のイメージもつくりやすくなるでしょう。

投資コストが要らない場合もある

最初に、コインパーキングをフランチャイズで経営しょうとした場合には、原則、初期投資が必要となります。

しかし、その投資が必要ないケースもあります。もし、どうしても資金がないという場合には、この方法を選択することもできます。それは、コインパーキング業者に土地を貸して、土地の賃料を受け取るという方法です。これならば、コインパーキング業者が、土地の工事などをおこないますので、設備投資なども不要というわけです。しかし、もちろん、業者も利益を出さなければなりません。工事にかかった費用は賃料へと転嫁されますので、賃料が下がってしまいます。初期投資をするか、賃料を低価格にするか、という選択をする必要があります。

コインパーキング経営は業者選びが大切

フランチャイズでコインパーキング経営をする場合には、まず、自分の所有する土地がコインパーキングに向いているのかをよく検討しましょう。もちろん、自分ですべて判断するのは難しいので、信頼できるフランチャイズを検討して、相談しながら進めていくのが良いでしょう。

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