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コインパーキングのクレームはどんなものがある?

目次

コインパーキング経営にはどのようなクレームがあり、どういった対応が必要になるのでしょうか?おおまかな内容と対応について紹介しているので、これからコインパーキング経営をしようと検討している方は参考にしてみてください。

コインパーキング経営で多いクレーム

精算時でよくあるクレーム・トラブル

精算時には利用料金の支払いに関するクレームが多くあります。機械に強引にお金を連続投入し硬貨詰まりが発生したり、領収書カット前に用紙を引っ張ったため用紙詰まりを起こしたり、といったトラブルは多くあります。また、ゲート駐車場の場合は、駐車券を紛失した時の問い合わせ、清算番号・車室番号を間違えたといった返金に関するトラブルまでさまざまです。

対応としては、小銭が詰まりの場合、利用者から申し出のあった入出庫時間を遠隔システムで確認し、情報が一致した際に利用者に返金を行います。

駐車券の紛失や清算番号の間違いは、利用者側に過失があるので、基本的には返金せずに利用者が負担することになります。しかし、駐車券紛失の場合は、後で駐車券が出てきた場合、支払ってもらった金額との差額を支払ってもらうこともあります。

出庫できない

フラップ板が引っ掛かったため警備出動する場合にはクレームに発展しやすい傾向があります。基本的に自然故障を起こしてしまっていることが原因です。しかし、中には故意に壊されていることもあり、予防策を張って注意する必要があります。

事故

コインパーキングの利用者同士で引き起こしてしまった事故やバリカー・フェンスなどへの接触・当て逃げといった事故が起こることがあります。バリカーやフェンスへの接触の場合、修理が必要な場合には工事費を請求することになります。また、保険会社とやり取りをして修復をすべて終えるまで対応が必要です。

長期駐車

48時間以上の長時間駐車をしている利用者がいる場合、長時間の利用者からクレームが発生することがあります。コインパーキングの多くは48時間以上の駐車は基本的にさせていません。これは法的根拠に基づくルールではなく、あくまでも会社で決めたルールとなっています。無人で経営しているコインパーキングでは、48時間以上の利用は車上荒らしや盗難といった犯罪に巻き込まれるリスクも増えてしまうので、物件の巡回をこまめに行い放置車両や長時間駐車の車を出さないようにしています。

事前のクレーム対策

住宅街にコインパーキングをつくった場合、夜間の話し声やライトのつけっぱなし、排気ガスのニオイなどで住民からクレームがきてしまう事があります。「駐車場にゴミが散乱しているので片づけてほしい」といったクレームはコインパーキングにはつきものです。 利用者が放置したゴミだけではなく、通行人がゴミを捨てる・持ち込むといったケースも見られます。

クレームを減らすためには、日ごろから見回りを行う、掃除を行い清潔な状態を保つ、駐車場の付近も清掃するなど近隣住民と良好な関係を維持し、評判をよくすることも大切です。

まとめ

クレームには、清算時のトラブル、利用者自身の間違い、事故、故意による破損・破壊、近隣住民からのクレームなどさまざまです。一つ一つのクレームやトラブルに1人で対応するのは、とても大変です。管理会社の中にはクレーム対応してくれるところもあり、管理委託に対応している会社や一括借上げ方式の会社に依頼することを検討してみましょう。

管理会社を検討してみたい方へ下記で詳しく紹介しています。

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